批評的エッセイ
ART IS WHAT WE EAT 根源主義フード研究と神なき受肉としてのアート 2018年3月版
目 次
ABSTRUCT
ART IS WHAT WE EAT: Embodiment of Art and Radicalist’s Food Studies
食はどこに存在するのか?
バロック的であること、モ-ダルであること
食を記述するとはどういうことか?
他者の文化について書くことの如何わしさとコスモポリタン
『食文化Jの自己疎外
第1章 フード研究とは何か? food for thoughtを越えて
1-1 美食学(ガストロノミー)とそれ以降のフード研究
1-2 文化研究と根源主義フード研究
1-3 近代栄義学とYou Are What You Eatの政治
1-4 食慣習の構造分析vs食物・食事のカテゴリー解析
1-5 肉食と単結晶的文明の破綻
1-6 フード研究の新しい哲学的基盤と脱ロマン主義
1-7 「中庸な場所」と食の生政治
1-8 食物のモードから食事のパフォーマビリティヘ
2-1 イタリア・ファシズムと未来派料理宣言
2-2 無重力と加速度の料理
2-3 キッチュなポナパルティズム
3-1 料理はアートか哲学か?
3-2 フェミニスト・アートと食 ジュディ・シカゴ『晩餐会』
3-3 芸術のシャドウ・ワーク ミエレル・レーダーマン・ユケレス『メンテナンス・アート』、マーサ・ロスラー『台所の記号論』
3-4 食卓上の第二の自然 ダニエル・スポエリ『フード・アー卜』
3-5 労働としての料理と食の宇宙 ゴードン・マッタ=クラーク「Food」
襞A 触=視haptiqe、その先へ
襞B からだへのからだの含み込み
襞C 触れえぬものとの分有
襞D 『弱い思考』へ
襞E 消化器の思考 「第二の脳」としての消化器
第5章「砂漠の経済思想と食のディアスポラ~アラブ・イスラム世界のアート・フィールドから」
付録 「食物と食事を主題にする美術作品一覧:20世紀~現代編」